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ぼんやりの時間ー400円

東福寺「八相の庭」に行ってきた。桜の季節も去り、ゴールデンウィークも終わり、今ならゆっくりとお庭を眺められるかなと思ったのだ。京阪電車に揺られて、東福寺駅で降りる。この駅で降りるのも初めてのこと。わたしはいわゆる「鉄」ではないが、今まで降りた事のない駅で、初めて降りる時は、少なからず気分が高揚する。駅前にはどんなお店があるのかな。どんな人が歩いているのだろう。そこには、まだ見ぬ世界が広がっているような気がして、改札に切符がしゅんっと吸い込まれて行く瞬間から「旅」がはじまる。旅というと、事前に計画を立てて、お休みを取って、うんと遠くに行かなければいけないような気がするけれど、実はそればかりが旅ではない。例えば会社帰りに、いつもと違う道を通るのも立派な旅だと思う。そんな風に考えて日々過ごしていると、一見同じ事の繰り返しのような日常にも、変化が出て楽しい。

あおもみじ
瑞々しい東福寺の青もみじ

拝観料400円を支払って、八相の庭に入る。目論み通り、人は少なめ。写真撮影する人、友人と並んで腰かけて、のんびりとお庭を眺めている人。皆、ゆるやかな時間を楽しんでいる。こういう庭園を眺めるための縁側でも「鴨川の等間隔ルール」に似たものがあるのかもなぁ。なんて思いながら、少し広めの空間を見つけて、座った。
にわ
らくたび文庫の解説を読みながら、庭を眺める。
ぶんこ
一通り、解説を読んでふむふむと納得すると、あとはひたすら縁側でぼーっとしていた。午後のやわらかい日差しが、体中に沁み渡っていくようで、心地いい。時間にして30分くらいはぼーっとしていただろうか。気がつくと、隣の人が入れ替わっていた。わたしがお庭で過ごしたのは、おそらく1時間弱。でも、それよりももっと長く感じた。なんだか頭がすっきりしてすがすがしい気分。あぁ、こういう休日の過ごし方もたまにはいいな。定期的にこういう時間を持つべきだなとしみじみ感じる。見事な枯山水庭園を眺めながら、ぼんやりできる時間が400円なら、安いものだ。

お庭を眺めに行くときのお供に。
『らくたび文庫002 京の庭Navi枯山水庭園編』
ぶんこ2
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